電気代の平均金額。二人で住むと、電気代は得する? 逆に高くなる??
電気代の平均金額は一般的にはいくらぐらいなのでしょうか?
「うちの家庭は平均より高いの?安いの!?」
気になりますよね(笑)?
このページでは、一人暮らし、二人暮らし、それぞれの電気代の平均金額を見てみたいと思います。
まず、一人暮らしの電気代から見て行きましょう。
日本において国の機関による家計調査の結果、2015年の34歳以下の一人暮らし世帯における電気代の平均額は
年間39,079円
だったそうです。季節別を踏まえずに単純に12ヶ月で割った平均額は、
一月あたり3,257円
となっています。また、2012年〜2015年の平均額で見ると、
年間39,894円
一月あたり3,325円
という結果が出ています。
また、日本は寒暖の差がはっきりしている国ですので、一人暮らしと言えど、季節によって電気使用料は違ってきます。2014年の国の調査では、一人暮らし世帯において、
夏季(7〜9月):5,103円
冬季(1〜3月):6,988円
という電気代の平均額の結果が出ています。このことから、冷房代よりも暖房代のほうが高く付くということが分かります。夏のエアコンの方が高くつくイメージがありましたので、興味深い結果です。電気代を節約したいなら、冬場の暖房代を見直すことがポイントですね。
では次に、電気代の平均金額、これがカップルや親子などの二人暮らし世帯となると、どうなるでしょうか?二人暮らしの電気代の平均額は、2015年では、
年間117,156円
一月あたり9,763円
となっています。2012年〜2015年の平均額を見ると、
年間115,472円
一月あたり9,623円
という結果となっています。
これらの結果から分かる通り、日本においての二人暮らし世帯では、一人暮らし世帯よりも一人あたりの電気代が、
一月あたり1,487円
年間17,842円
も増加してしまうようなのです。
二人で住んでいるため、一見電気代が得しているかと思われますが、逆に高くなってしまうんですね!一体なぜなのでしょう? それにはいくつかのちゃんとした理由がありました。
- 二人の外出時間が必ずしも毎日同じではなく、どちらかが部屋にいる場合には電気代がかかってしまうため。
- 一人暮らしよりも部屋数が多いため、必然的に電気使用量が増えるため。
- 契約アンペア数も高くなることにより、基本料金が増えるため。
- 使用人数の増加によって、冷蔵庫などの家電が大型化してしまうため。
- パソコン周辺機器、スマートフォンなどをはじめとする個人用家電が二人分に増加するため(これらの電気代は純粋に2倍になる)
など、これらの要素により電気使用量が増えるとともに、従量料金の段階も上がり、電気代が必然的に増えることとなるようです。
以上、一人暮らし、二人暮らしの電気代の平均金額をまとめてみました。皆さんのお宅では、これよりも高かったでしょうか、低かったでしょうか? 高かった場合は、やはり何か特別な原因があると考えられます。一般的な家庭に比べてどこに余分な電気代が使われているか、ぜひ見直してみてください。
お財布がピンチ! 電気代を滞納しそう…
電気代はバカになりません。特に、エアコンフル稼働の夏や冬は、支払いが厳しいことも。では、万が一、電気代を滞納してしまうとどうなるでしょうか。電気は止められてしまうのでしょうか。